そうし ないではいられない自分がい る。
M.S.A. Collection 2003 参加 OM-2/黄色舞伎團
「作品 No. 1」-青い死- スイス、ポーランド、東京、金沢で絶賛を浴びた前作 構成・演出:真壁茂夫 Script/Direction :
SHIGEO MAKABE <チケット> CAST:佐々木敦、内田久美子、中井尋央、村岡尚子、柴崎直子、丹生谷真由子、掛川祐子、坂口奈々 他
STAFF: 舞台監督/長堀博士 舞台監督助手/二階堂洋右 舞台美術/池田包子 照明/内山洋子 作曲/佐々木敦 他 音響/堀越竜太郎 映像/金丸悠児、赤瀬靖治 宣伝美術/ARISAKA(有限会社ディズヌーベル) 写 真/田中英世、青木司、Otto 翻訳/NAX 制作/村岡尚子、安生玲子 企画・製作:OM-2、die pratze、Workom 協力:中村麻美、萩原康吉、川端浩、早貴弓夏、J・佐藤、佐藤恵美子、斎藤加奈子、金沢祐貴子、宇田川正治、田口博史、浅村信夫、 AGUA GALA、楽園王 助成:芸術文化振興基金 OM-2 OFFICE 〒162-0812 新宿区西五軒町2-12 die pratze内 キャスト・スタッフ募集 |
OM-2『いつか死んでゆくであろうすべてのものたちへ』
井上二郎 週間 SPA! 10月8日発売号より
OM−2「いつか死んでゆくであろうすべてのものたちへ」 もう一度観たい。 次回作でも、今回のものでも構わない。 OM−2という団体に、作品を通 して出会ってみたいのである。 こんなにも興味がわくのは何故だろうか。 一つには、いつもより想像力がかき立てられたからである。 この言い方は合っていないが、例えば体を縛られている、固定されているという想像まではできても、自ら体の各部を縛っていき、しまいには顔までも見えなくしてしまう、というところまでは、何もないところから想像するのはやはり難しいのではないだろうか。 今回の外のシーンで私は、ガムテープを巻く男性俳優がいたことで、1秒1秒が何かしら心踊らされる感覚をずっと抱くことが出来た。 その男性俳優がいなかったら、またあれほどまでに徹底してガムテープを巻かなかったら、その感覚は味わえなかったかもしれない。 それは観客としての私が、一方的に考えているだけなのかもしれない。 が、初めてのOM−2作品で感じたのは、役者の存在にしっかりとして存在感があったことだった。 同じ空間を共有している(僅かながらの)一体感。息づかいや汗が飛散ってきた訳でなく、観客に対するあからさまなサービスがあった訳でもない。 しかし存在感は絶えることなく、役者が舞台に立っていることで、見ている自分を確認したような感じがした。 ただ、面 白かった。 次は何が起るだろう、次は何が起るだろうと期待と不安と「もっとやれ!」という気の入り混じった気持で観ていた。 そして次も観たいと思う。 その時間、その場所でしか感じられない空気が必ずあるから、そこに身を置いてみたいのだ。 植木さやか(金沢在住「新人類人猿」俳優) |
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