OM-2/黄色舞伎團
「作品No. 2」-Q : ハムレットマシーン?-

                        Opus No. 2 -Q : Hamletmachine?-


2003年12月ハイナー・ミュラー/ザ・ワールドで上演し、
「衝撃的なパフォーマンス」と絶賛された「作品No. 2」。
それを更に解体し、新たなバージョンとして作り出す


構成・演出:真壁茂夫
Composition & Direction : SHIGEO MAKABE

die pratze MSA collection 」参加公演
2004年3月27日(土)〜29日(月)*27日アフタートーク有り
Sat, Mar 27〜Mon, Mar 29, 2004

麻布die pratze
tel: 03-5545-1385
開演時間:27日/29日は19:30、28日のみ17:30
開演の30分前より受け付け開始

チケット:
一般 Normal
前売り Advance/¥2,800 当日 Box office/¥3,300 
学割 Students discount(要学生証)
学生前売りAdvance/¥2,300 学生当日Box office/¥2,800

フェスティバル通しチケット(前売りのみ、die pratzeで予約受付)
一般 Normal/ ¥8,000    学生 Student(要学生証)/ ¥6,500

*「die pratze MSA collection」の詳細は
http://ask.ne.jp/~pratze
神楽坂die pratze 03-3235-7990(火曜定休、13:30〜18:30)

出演者:佐々木敦、中井尋央、柴崎直子、掛川祐子、坂口奈々、浅村信夫、村岡尚子、他
Performers : ATSUSHI SASAKI, HIROO NAKAI, NAOKO SHIBASAKI,
YUKO KAKEGAWA, NANA SAKAGUCHI, SHINOBU ASAMURA, SHOKO MURAOKA, and others

スタッフ:
舞台監督/長堀博士 照明/内山洋子 音響/斎藤瑠美子 映像/赤瀬靖治、内藤暁 作曲/佐々木敦、他 
小道具/池田包子 宣伝美術/小田善久 写真/田中英世、青木司 記録映像/船橋貞信 制作/村岡尚子

協力:中村麻美、遠藤いずみ、J・佐藤、佐藤恵美子、大根田真人、笠松環、伊藤健太、石原慎一、田口博史、楽園王
/ 丹生谷真由子、内田久美子

<チケット取り扱い>
チケットぴあ 0570-02-9988 
<予約・問い合わせ>
E-mail: info@om-2.net
神楽坂 die pratze 03-3235-7990 (火曜定休 13:30〜18:30)
助成:芸術文化振興基金

企画・製作:die pratze、Workom
OM-2 OFFICE
〒106-0044 港区東麻布1-26-6-2F die pratze内
Tel/Fax: 03-5545-1385(水曜定休 18:00〜23:00)
HP: http://www.om-2.net/
E-mail: info@om-2.net


<キャスト・スタッフ募集>
OM-2では、キャスト、スタッフ、公演を手伝ってくれる人を募集しています。性別、年齢、経験は問いません。
詳細はE-mail、電話、FAXでOM-2までお問い合わせください。


GLOS SZCZECINSKI 新聞(ポーランド)2003, 9,29 より
『戦争と恐怖について』
EWA KOSZUR

 日本の前衛劇団であるOM-2はシアター・カナでの公演は初めてである。
彼らは戦争と恐怖をテーマとした幾つかのエピソードから構成された「作品No.2」-いつか死んでゆくであろうすべてのものたちへ-を演じた。それは観客の律線に触れ、とても衝撃的なものであった。
 第一のシーンは屋外で、出演者たちは青い明かりに照らされたテーブルに不動に座っていた。
全員、髪を逆立て、黒衣に身を包み、エネルギーに満ちた動きを見せつける。
ひとりは白いシャツで、体にテープを巻き付け自らを動けなくしていった。
また別のエピソードは土で死んだ人間の体を形作ろうとする男。その人型に水を注ぎ、自らをその上に重ね、転げ回る。
 何故か?何故私たちは自分の自由を切り刻むのか? 
 同様に無意味な中で、ある役者は新聞、漫画本、本などを空中に投げ上げ、狂ったかのように叫び続ける。
そして突然、自分の服の中に新聞などの残骸を詰め始め、流血まである。
とてつもない悲しみと痛みにあふれたシーンであり、いつまでも忘れられないであろう印象的なものであった。
 次のシーンは女性の痛みに満ちた声が、そして彼女の動きは叫ぶような飛行機の音で中断される。
スピーカーから、そして彼女の口からも戦争の声が溢れ出る。
 観客は、恐怖と制限を表現したシーンと出演者たちによって、完璧に魅せられ引き込まれてしまった。
OM-2が数々の国際的なフェスティバルで多数の賞を取り、そして様々な国々に招聘され、公演を行っているのももっともなことである。

写真:田中英世

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