OM-2/黄色舞伎團
ハイナー・ミュラー / ザ・ワールド参加公演

「作品No. 2」ーハムレットマシーンよりー

Opus No. 2 - from Hamletmachine -












構成・演出:真壁茂夫
Composition & Direction : SHIGEO MAKABE
2003年12月22日(月)〜23日(火/祝)
Mon, Dec 22〜Tue, Dec 23
新宿アイランドホール
tel: 03-5323-2141

20世紀、東ドイツ前衛劇の巨匠ハイナー・ミュラーに
結成以来、常に<その先にあるもの>を見つめ続けてきたOM-2が挑戦する
ハムレットマシーン×建築家(若松久男+奥山丹奈子)×映像作家信木総一郎×OM-2
   =<新しい何ものか>が生まれる


出演者:佐々木敦、中井尋央、村岡尚子、柴崎直子、掛川祐子、他
Performers : ATSUSHI SASAKI, HIROO NAKAI, SHOKO MURAOKA,
NAOKO SHIBASAKI, YUKO KAKEGAWA,

文化庁国際芸術交流支援事業
Heiner Müller / The World
写真:田中英世


12月22日(月)〜23日(火/祝)*22日(月)アフタートークあり
開演時間:22日19:15、23日14:15
開演の30分前より受け付け開始
12月23日(火・祝)17:00〜 (OM-2公演終了後、同会場にて)
フェスティバル総括シンポジウム「ハイナー・ミュラーは終わらない」
司会:西堂行人
入場料:500円

<チケット>
一般 Normal
前売り Advance/¥2,800 当日 Box office/¥3,300 
学割 Students discount(要学生証)
学生前売りAdvance/¥2,500 学生当日Box office/¥3,000
フェスティバル通しチケット(前売りのみ、die pratzeで予約受付)
一般 Normal/ ¥12,000 学生 Student(要学生証)/ ¥9,000
<チケット取り扱い>
チケットぴあ 0570-02-9988 
ローソンチケット 0570-00-0403
イープラス http://eee.eplus.co.jp
<予約・問い合わせ>
E-mail: info@om-2.net
神楽坂 die pratze 03-3235-7990 (火曜定休 13:30〜18:30)

スタッフ:舞台監督/長堀博士、田中冬生、舞台美術/若松久男+奥山丹奈子、映像/赤瀬靖治、照明/内山洋子、音響/堀越竜太郎、作曲/佐々木敦 他、小道具/池田包子、宣伝美術/小田善久、写真/田中英世、青木司、Otto 、記録映像/船橋貞信 制作/村岡尚子
協力:中村麻美、遠藤いずみ、内藤暁、J・佐藤、佐藤恵美子、川端浩、早貴弓夏、宇田川正治、田口博史、楽園王 / 丹生谷真由子、浅村信夫、内田久美子、坂口奈々
主催:HMP実行委員会 
企画・製作:HMP実行委員会事務局、Workom
協賛:アサヒビールdie pratze
後援:ドイツ連邦共和国大使館、ドイツ文化センターニッポン放送
OM-2 OFFICE
〒106-0044 港区東麻布1-26-6-2F die pratze内
Tel/Fax: 03-5545-1385(水曜定休 18:00〜23:00)
HP: http://www.om-2.net/
E-mail: info@om-2.net

<キャスト・スタッフ募集>
OM-2では、キャスト、スタッフ、公演を手伝ってくれる人を募集しています。性別、年齢、経験は問いません。詳細はE-mail、電話、FAXでOM-2までお問い合わせください。
<次回公演予告>
2004年2月21日(土)〜22日(日)大阪 Art Theater dB
Osaka Physical Theater Festival 2004 参加公演
2004年3月27日(土)〜29日(月)麻布 die pratze
2004年夏 タイ交流公演 チェンマイ大学美術博物館
<劇場地図>

「作品No. 1」ー青い死ー
ひりひりするような現実感と実体感を舞台に

 暗い部屋にあるのは、大きなテーブル、数脚のパイプ椅子、ゴミが一杯に入った袋。ぶつぶつ言いながら椅子に座って煙草をすったりペットボトルから水を飲んだりする男がいる。しだいに取り憑かれるように動きが激しくなって、椅子に座って反り返って倒れたり、ゴミ袋を被ったりする。どうやら部屋を綺麗にしておきたい性癖なのに、ゴミをばらまいてしまう男のようだ。そしてついにはゴミ袋を頭に被って暴れたりする。
 次に出てくる男は、もらった手紙をぶつぶつと読み上げながら、鋏でそれを四角く切り抜いていく。切り抜いた手紙を筒状にして何通も机に立て、光をあてる。すると壁にビルのシルエットが浮かび上がる。次に男は、紙飛行機を折って、爆音を模しながら、机の上の紙のビル群に向かって突っ込んでいく。紙飛行機がぶつかった瞬間、轟音がして、おそらく神戸の震災の時の、そして続いてニューヨークのテロの時のアナウンスが流れる。男は自らをさいなむようにして身体をたたいて暴れ出す。
 舞台はそうやって人の心に棲んでいる悪夢を顕わにしながら進んでいく。見ていて最も強く伝わってきたのは、ひりひりするようなリアリティだった。援助交際や引き篭もりのような現在の風俗を描く舞台は多い。しかしそれは図鑑のようにすべての条件を象徴的に織り込んではいるが、それゆえにまさに個体としてそこに生きている実在感がない。OM-2/黄色舞伎團の『青い死』に登場する人たちの行動は、見かけは変わっているが強烈な現実感と実体感がある。舞台のリアリティとは「本当」をサンプリングすることではなく、特殊な方法で舞台にそれを生起させるものなのだ。引き篭もりや鬱の人の頭の中にある妄想は、妄想ではなく現実に存在しているものである。そして、それは典型ではなく個性なのである。そこにこそリアリティがある。OM-2は、そのリアリティを描いているのだ。
         演劇評論家 今野裕一
           公明新聞 2003年3月21日(金)より

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