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構　成　・　演　出　チェ・スンフン
Composition＆Direction CHAI SEUNG-HOON

3月14日(水)・15日(木)　14日アフタートーク有


作 品 概 要
「舞台とは＜死の世界＞であり、死者だけが平和で自由だ」（『青い棺の中に浸った赤い旅館』演出ノートより）
韓国の悲劇的近代史を、前衛的な舞台で表現したチェ・スンフンが創造する「希望」とは―。巨大な物質文明、残酷な組織、宗教間の極限的対立、貧富の両極化等々の社会で起る悲劇性に満ちた問題に関して、私たちは屍となり屈するばかりなのだろうか。我々の身体は社会の問題そのものを内包し生きている。
本作品は、人間の存在を「死」に向かわせる悲劇性の中から、人種や国家を超えた個人の中にこそ闘うべきもの、「希望」を見出そうとする一つの実験である。

チェ・スンフン蔡　　　昇　　　勲
　　＜劇団チャンパ＞代表、および常任演出家。また、水原大学教授として演劇理論や演技を教えている。その他に、「水原国際演劇祭」執行委員長、ソウル演劇協会会長、韓国演劇演出家協会理事などを務める。
　98年に＜劇団チャンパ＞を旗揚げ。凶器、残酷、解体などをモチーフとした革新的なメソッドを用い、韓国の死んだ歴史を解剖していく。『ハムレットマシーン』により、一躍アバンギャルド演劇の第一人者となる。同作品は、今も韓国演劇界の神話となっており、日本、ドイツ、チェコ、モルドバなどの世界的な国際フェスティバルに招聘され、高い評価を得ている。「ソウル演劇祭」作品賞、韓国芸術評論家協会賞、「プラハ国際演劇祭」作品賞など受賞多数。

出 演

柴 崎 直 子 丹 生 谷 真 由 子 平 澤 晴 花
笠 松 環 河 晴 美
齋 藤 陽 子 續 木 淳 平 よ し だ ま さ ひ こ


演 出 助 手 田中新一　
舞 台 監 督 佐藤一茂
照 明 三枝淳
音 響 齋藤瑠美子　
映 像 速水まりや




構 成 ・ 演 出 真壁茂夫
Composition＆Direction SHIGEO MAKABE

3月19日(月)・20日(火・祝)　19日アフタートーク有

作 品 概 要
モノの考え方や捉え方など、あらゆるものが「資本」を中心としたあり方に向かっている現代。芸術さえ商品として流通することを当然とされ、芸術家はそれを生み出そうともがく。しかし本来、芸術とはその「資本」に抗い続け、資本の価値や流れを自分から排除していく中で、人間本来のありようを探求することにあるはずである。人間の本来のありようとは、あるべき人間の身体とはどういうものなのか―。それを探る試みこそが演劇行為ではないか。
本作品は、抗う作業を試み続けても、「資本」の流れという『一方向』に向かってしまう人間の闘いを可視化するものである。

真壁茂夫S　H　I　G　E　O　 M　A　K　A　B　E
　演出家であり、東京にある二つの劇場の芸術監督、プロデューサーでもある。「舞台芸術学院」卒業後、パフォーマンスグループ「ＯＭ-２」を旗揚げ。すべての作、演出、美術を手掛け、その過激な演出が話題となり、様々なメディアに取り上げられる。国内外の多くの演劇フェスティバルに招聘され、日本を代表する前衛演出家の一人となる。カイロ国際実験演劇祭で『ベストパフォーマンス賞』受賞、ゆうばり映画祭『ファンタスティック部門グランプリ』受賞など。
　また、日本のダンス界を牽引する「ダンスがみたい！」シリーズやドイツを拠点とする「ＪＡＰＡＮ ＮＯＷ」などのフェスティバルの芸術監督を務める。著書に、演劇論集『「核」からの視点』(れんが書房新社)、戯曲『架空の花』(而立書房)などがある。

出 演
ハ ン ・ ヒ ョ ン ミ ン キ ム ・ ヒ ョ ク チ ョ ン イ ・ キ ョ ン ジ ュ ン
キ ム ・ ク ァ ン ギ ュ ナ ・ ス ア キ ム ・ ハ ン ア
ハ ン ・ ド ン ヒ パ ク ・ ジ ョ ン ホ パ ク ・ ジ ョ ン サ ン

藍 田 奈 結 亀 山 由 美 子
神 保 明 子 友 成 奈 緒 子 永 山 真 美
西 村 愛 香 萩 原 優 羽 子 三 澤 さ き
三 沢 詩 織 大 根 田 真 人 T A K E S H I


演 出 助 手 ビョン・ヨンフ、中井尋央 
舞 台 監 督 長堀博士 
照 明 三枝淳 
音 響 齋藤瑠美子 
映 像 速水まりや 
大 道 具 佐藤一茂




会　　　場　　　・　　　A　　　C　　　C　　　E　　　S　　　S　　　E

d-倉庫
荒川区東日暮里6-19-7-2F
03(5811)5399
「日暮里」駅(JR線、京成線、日暮里・舎人ライナー)下車 南口徒歩7分



チ　　　ケ　　　ッ　　　ト 　　　

前 売 ￥2,500 当 日 ￥3,000　＊学生 ￥500引 (要学生証)
『希 望』 + 『一 方 向』 セ ッ ト 券 ￥3,800



OM-2OFFICE


　




S　　　T　　　A　　　F　　　F
通 訳 イ・ジュウイ、石黒みのり　
宣 伝 美 術 ワイワイバンド 
写 真 田中英世、大久保由利子、塚田洋一、前澤秀登 
記 録 映 像 船橋貞信、高橋弥生、四方隆夫 
制 作 村岡尚子、金原知輝、ほか
協 力 中村麻美、吉澤啓太、佐久間修一、月見よう子、内田久美子、坂口奈々、J・佐藤、JTAN、 シアターゼロ(韓国)
特 別 協 力 佐々木敦、林慶一、シム・チョルジョン

助 成 東京都、 EU・ジャパンフェスト日本委員会　　　
協 賛 die pratze　　　
企 画 ・ 製 作 workom
共 催 劇団チャンパ　　
主 催 OM-2

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